MANUFACTURE第二製造部 接地・配電課 係長 │ 長家 孝博(写真左)
第一製造部 フレキ課 係長 │ 森 克典(写真中央)
品質保証部 管理統括室 課長 │ 髙田 慎太郎(写真右)
( 所属部署・役職はインタビュー当時のものです)

横の繋がりを非常に強く感じる会社ですね

皆さんの勤続年数を教えて頂けますか?

髙田(以下 髙)16年ですね。

私は22年目です。

長家(以下 長)私も森さんと同じで22年目です。私の方が少し後から入社したので少し後輩です(笑)。

今の時代に勤続年数が皆さんのように長いというは珍しいと感じるのですが、ズバリ大阪電具の魅力を教えて頂けますか?

横の繋がりを非常に強く感じる会社ですね。
縦割りじゃなく、部署も関係なく、交流が非常に多いです。仕事の面から言っても言いたいことをハッキリと言える関係なので、そういう関係がずっと維持出来ているというのは働きやすいですし、ハッキリ言えることで部署が違っても状況を伝えられ、大変な時に助け合えるというのが良いですね。

私もそれは感じますね。人間関係があって仕事という側面もありますので、コミュニケーションがしっかり取れるのは非常に良いなと思いますね。魅力と言う言い方は難しいですけど、それをうちの会社には感じます。

私たちが勤務するのは岡山工場なので、土地柄もあって地元の方達との交流、仕事だけじゃなくプライベートでも部署、年齢関係なく付き合いがあるので、社員間という枠を飛び越えて、家族・地域まで含めた良い関係が築けているのが魅力ですね。

皆さんが世代などを超えて良い関係が築けているんですね。
普段からそういう関係ですと、仕事でそれが悪く影響するということはありませんか?

それはありませんね。会社で仕事をスムーズに行う為のコミュニケーションが広がって今のカタチになっていますので、ベースはあくまでも仕事です。そこに影響があるようなコミュニケーションならばそれはまた意味の無いものになってしまいます。

確かにその通りですね!

知ってて当然という前提で教えない

では、話を変えまして、新入社員への教育という点で気をつけている点はありますか?

まずは出来る範囲からやってもらうということですね。
しかし、その中でも徹底しているところは、「知ってて当然という前提で教えない」ことです。大きな設備、危険なものもあります。こちらの常識で知っていて当たり前で教えると大事故にもなりかねません。やってもらって覚えるということも大切ですが、教える際のこの点については徹底しています。
簡単なことでも1つずつ順番通りに丁寧に教えて行きますね。

私も事細かに教えることから入りますね。そして、まずしっかり取り組んで慣れて頂くことから始めます。
そして、スキルもそうですが、仕事と言うものがどういうものかを体で感じて覚えてもらうということを大切にしています。早く仕事をすることは後からでも身に付きますので、まずは仕事ということがどういうものなのか、時間のことや体力的なことも含めて、感じてもらう。そうすると自然と仕事は早くなります。私もそうでしたから。
誰かの基準に合わせるのではなく、その方の基準でゆっくり確実にしてもらうことを大切にしています。

私は品質保証部なので、事務仕事から発送業務まで多岐に渡るんですが、基本的にはマンツーマンで教えることになります。
こちらは製造部と違って、仮に何か間違いがあっても後でチェックして修正することが出来るのでそれこそマンツーマンで教えながらもまずは一通り教えてどんどん任せるという流れを取っています。

スキルが無い、自分に出来るのだろうかと色んな悩みがあって業界に飛び込めない方が多数いると思うのですが、そういった点でアドバイスはありますか?

気配りが出来る方であれば大丈夫だと思います。
例えば電話が鳴った時にその場から離れようとする方ではなく、出来ないけれどなんとか電話に出ようとする、その気持ちを持っている方であればどんな仕事でも出来ると思いますのでどんどんチャレンジして頂けるといいなと思います。とても小さなことに感じるかも知れませんが、全ての仕事に結びつく大切なことと、私は考えていますので。
気配りが出来る人というのはいつの時代でも重宝されますから。

現場の私たちで言うとやる気ですね。現場は正直言ってきついです。
夏は暑いですし、冬は寒いです。こればっかりはどうしようも無いことです。なので体力に自信のある人や忍耐力のある方であれば大丈夫ということにはなりますが。

そうですよね。そこはやっぱりやる気、そして、大切なことは「学ぼうとする気持ち」ですね。
習うのではなく、学ぶと言う気持ちを持って積極性のある人が良いですね。

今の社員でも始めは話すのが苦手かなと思っていた人がいるんですが、コミュニケーションを取って話していくと仕事のアイデアがたくさん出るんですね。そんな風に考えていたんだと非常に驚いたことがあります。
そういった積極性、学ぶという姿勢は確かに必要だと感じますね。

最初に話したコミュニケーションとも繋がりますね。

やりがいはみんなで協力して達成出来た時

仕事の大変さ、やりがいなど率直にお聞かせ頂けますか?

私の場合はうまく納期が流れていく時は良いのですが、予想以上に出荷が遅れるとか、材料が入って来ないなどのトラブルが発生すると非常に大変ですね。お客様には納期の約束をしていますのでなんとかしないといけない状況は大変ですし、頭が痛いです。
結局は自分の部署だけで解決する問題ではなくなりますので、製造部に無理を言うことになり、残業をお願いすることになります。非常に責任の重い仕事ですし、なるべくならばトラブルが発生しないようにと気を張っている大変さはありますね。そういった状況下で納期遅延もなく、納期通りにお客様にお届けが出来た時は本当に嬉しいですね。そういうことが無いようにすることはもちろんですが、起こった時にどうするのかということも常に意識しています。

今の髙田さんの話は、確かに急な依頼ではありますけど常に予測していることなので、私からすると予測の範疇ではあります。もちろん無い方がありがたいですけども・・・。

そこは起こるものとして仕事しているところもあります。逆に生産工程など品質保証部の皆さんに管理頂いているからこそいつも安心して仕事が出来ているので、お互い様という気持ちです。逆に助けられているという風に感じることの方が多いですね。さっきの仕事の大変さ、やりがいという話に戻ると、私は一日詰めて仕事をするタイプでは無いので正直大変さや辛いと感じることは仕事ではありませんね。基本マイペースです。
やりがいは自分一人がどうという訳ではなく、急ぎの納期の仕事をチームとしてみんなで協力して達成出来た時ですね。

僕も同じ現場なので、辛さとしては寒さ暑さがありますね。
やりがいとしては、会社、現場というのは色んな人がいるわけで、その色んな人達みんなでコミュニケーションを取って、改善案を出してより良い方向に進んでいく現場になっている時は嬉しいですし、そういった「和」を誇らしく思います。これは私が入社した時にその時の上司に教えて頂いたことでもあるんですね。
「和」の大切さについて。それが今での自分の考えのベースになっています。

では最後にもう一度お聞きします。大阪電具を一言で言うとどんな会社ですか?

個々の力が反映されやすい会社だと思います。

80年の歴史はありますが、発展途上の会社でまだまだ伸びしろ、可能性のある会社だと感じています。

友人に聞かれて答えるのは「人間関係良し」なので、それが私が思うことなのかも知れませんね。